住宅用太陽光発電システムの価格は決して安い物ではありません。どちらかというと高額の部類に入るのではないでしょうか。

太陽光発電システムの設置が普及し始めた1994年当時、200万/kwの設置費用が掛かっていました。再生可能エネルギー固定価格買取制度がスタートした2012年では36万/kw、2014年5月現在では33万/kwと太陽光発電システムの普及に伴い、確実に安価になっているのはまちがいありません。

太陽光発電システムは、大きく2つの部分に分けられます。

一つは太陽光を受けて発電をする「太陽電池(ソーラーパネルやモジュールと呼ばれる)」の部分、もう一つは作った電気を直流から交流に変換するための「周辺機器(主にパワーコンディショナ)」です。

太陽電池の価格は販売開始当初の頃から比べると7割を切り、周辺機器はおよそ半額になろうとしています。

特に太陽電池については、企業努力による高性能化で単一面積当たりの発電量が増えています。機器価格は低下しているのに性能は向上している、このことは実勢価格に表れていない更なる価格の実質的ダウンを意味しています。

さらに真の価格(本当の価値価格)は、設置後の発電量と、余剰電力の売電効果とのバランスで決まります。これらのことから言えること。
それは太陽光発電システムは表示価格以上に安くなっているということです。

復活?日本の太陽電池メーカー

2005年まで世界の太陽電池生産量トップ5に日本企業が4社入っていました

  • 1位 SHARP
  • 3位 京セラ
  • 4位 三洋電機
  • 5位 三菱電機

特にSHARPにおいては、2007年まで生産量世界一を誇り続けていました。しかしながら、2008年にドイツのQ-cellsと中国のSuntech Powerに抜かれ3位に陥落、更に2009年にはアメリカのFirst Solarに抜かれ4位に転落しました。

日本は「家庭用太陽光発電」の急速な普及のもとに、太陽光発電の“導入量”についても2003年まで世界一を誇っていました。それを後押ししたのが、経済産業省資源エネルギー庁所管の財団法人である「新エネルギー財団(NEF)」が実施していた補助金、「住宅用太陽光発電導入促進事業」でした。

しかし、この補助金は、再生可能エネルギーの重要性への認識が高まってきていた2005年に、突然終了してしまいます。原因は、予想を上回る申請数による財源不足でした。

その結果、日本の累積導入量の伸び率は鈍化していきました。

その一方で、補助金が打ち切られた日本とは対照的にヨーロッパ諸国において、ドイツでは2004年、スペインでは2007年に本格的な補助金制度が法整備されました。

日本が設備を導入する際にその設置費用に対して補助金を支給するという形をとったのに対し、ヨーロッパでは「固定価格買取制度」方式を採用しました。

これは、太陽光発電で発電した電力を、電力会社が割増し固定価格で買い取る制度です。割増した分のコストは、一般電力消費者が分担して負担するため、国庫からの負担はありませんでした。

この「固定価格買取制度」により、ドイツ、スペインでは急速に導入量が増加しました。

2009年の単年の導入量では、EU諸国だけで世界の導入量のなんと75%を占めていました。

こうして、日本の太陽光発電システムの“導入量”は世界3位に陥落することになりました。

しかし、日本においても2012年7月に「再生可能エネルギー固定価格買取制度」がスタートしたこと、2014年4月1日の消費税8%引き上げ前の高額商品の購入の波がきたこと、そして何より“よりよい商品をより低価格で”という企業努力もあって、生産量が大幅に増加し、2013年7月までの累積生産量では日本企業2社がトップ5に入るまでに復活しました。品質向上と価格低下には、このような背景があったのです。

しかし、2015年現在、太陽電池生産量のシェアは中国が独占しています。
1位 Trina solar
2位 YingliSolar
3位 Canadiansolar
4位 Hanwha Solar
5位 Jinko Solar

トップ10のうち実に7社が中国企業です。

高い品質、高い信頼を武器に巻き返しを図ることができるか。それが今後の日本企業の課題となりそうです。

その中で2014年、国内生産ランキングにSHARP、京セラに続いて第3位にソーラーフロンティアという会社がランクインしました。日本企業のニューウェーブです。ソーラーフロンティアは、価格においてシリコン系よりも優位な化合物系のCIS太陽電池を製造しており、世界市場での製品競争力を持ち合わせています。

2016年現在は、日本市場を中心に活動していますが、現在建設中である海外展開の足掛かりとなる工場の完成をきっかけに更なる飛躍の可能性を秘めています。

太陽光発電の一括見積りで費用が300万円→190万円に!【110万円も安くなりました】


タイナビの一括見積もりサイトの記入ページの「その他ご意見・ご要望をご記載ください」という欄に「提示価格よりさらに安くしてください」と一言加えましょう。
一括見積もりに登録しているサイトは全て厳しい審査を通過している優良業者のですが、意外にギリギリまで値段を下げてくれます。
また、価格相場だけではなく補助金の確認もできるのが一括見積もりの強みです。