家電量販店のヤマダ電機ですが、どこの街にも必ずと言っていいほど店舗を構えています。宣伝広告も積極的に行われていて、新聞に折り込まれているヤマダ電機のチラシで太陽光発電に興味を持ったという方も多いと思います。

太陽光発電システムの販売がスタートした当初は、とても高額で一般家庭にとってなかなか手が出せるものではありませんでしたが、ここ数年、価格もかなり低くなり、少し頑張れば手が出せるくらいの感覚になってきています。近いところで例えると自家用車の感覚に近いかもしれません。

ヤマダ電機のような家電量販店が太陽光発電システムを取り扱うようになったのは、こういったことが背景にあるのでしょう。各地域に店舗を構えていることもあり、足を運びやすいという地理的な利点もあるため、このような家電量販店での太陽光発電システムの購入も考えている方も多いと思いますので、今回はヤマダ電機で太陽光発電システムを購入するメリット・デメリットについてお話したいと思います。

どこの太陽光発電システムを導入するにしろ、導入後、「ああ、こんなはずじゃなかった」ということになって欲しくないというのが私の気持ちです。ですから、この記事をできるだけ客観的に読んでいただき、太陽光発電を取り扱う各企業の良い面・悪い面をきちんと把握した上で購入を決めていただきたいと思っています。

ヤマダ電機の太陽光発電の価格は実は市場平均価格より高くなっています。

突然ですが、あなたは家電量販店についてどんなイメージをもっていますか。ほとんどのかたは「安い」というイメージをお持ちなのではないでしょうか。ここで家電量販店のヤマダ電機の販売する太陽光発電システムの価格と市場平均価格を比較してみたいと思います。

Panasonic(パナソニック)

HIT244  42.3万円/kW(市場平均価格 30.9万円/kW)

SHARP(シャープ)

NU205AD 39.6万円/kW(市場平均価格 31.0万円/kW)

TOSHIBA(東芝)

SPR-250NE-WHT-J
39.6万円/kW(市場平均価格 31.5万円/kW)

MITSUBISHI(三菱)

PV-MA2250K 
36.9万円/kW(市場平均価格 30.2万円/kW)
※価格は、2015年11月1日現在のヤマダ電機のウェブカタログに記載されている販売価格です。市場平均価格は、4~6kW程度を太陽電池モジュールを載せた場合の2015年11月1日時点の価格(標準工事費・税抜)です。

ヤマダ電機では比較的少ない発電量の価格が掲載されていて、単純に比較することはできないかもしれませんが、価格÷発電量の値で比較した値が上記の数値です。

これを見る限りではどのメーカーの太陽電池モジュールも市場平均価格より高めの価格設定となっているようです。

2015年11月現在のヤマダ電機のウェブカタログに掲載されている住宅用太陽光発電システムのメーカーはすべて国内メーカーで、パナソニック、東芝、シャープ、三菱の4社です。全メーカーにおいて単価35万円~40万円ほどで販売されていますが、安い販売店ならいずれのメーカーも30万円台前半で購入できる場合がほとんどです。(施工条件により多少の金額のずれはあります)

ヤマダ電機の取り扱うメーカーについて簡単に説明すると、パナソニックは吸収した三洋電機が製造していたハイブリッドHIT太陽電池を販売していますが、効率の高さと高温への耐性が特徴となっています。

東芝は世界最高効率のサンパワー製太陽電池モジュールをOEM(相手先ブランド製造)で販売しています。シャープは、国内でセルから製造しているブラックソーラー(NQで始まるモデル)が能力の高さ、見た目の美しさから人気を博しています。三菱は国内製造による品質の高さとパワーコンディショナの率の高さが魅力です。

ヤマダ電機の太陽光発電はなぜ高い

ヤマダ電機は家電量販店であり、いわば太陽光発電システム販売の窓口のようなものです。

ヤマダ電機自身が施工人員を抱えているわけではありません。施工については外注となります。ヤマダ電機では販売するメーカーの施工IDを取得するための研修を行っていますが、研修を受けた協力店などがヤマダ電機から受注する形で施工が行われているのです。ですから、太陽光発電販売施工店が直接見積もるよりも、ヤマダ電機の営業費や広告費が上乗せされる分、販売価格が高くなっていると考えられます。

ここで特に注意していただきたいのが、“モニター価格”“何棟限定”といった言葉です。これらの言葉は悪質業者の常套文句としても有名ですが、ヤマダ電機のセールストークでもこれらの言葉がどうも使われているようです。こうした言葉は契約を急がせる際に特によく使われるので、これらの言葉が出てきた場合は、特に市場価格と比較検討をしっかりと行うようにしてください。

ヤマダ電機の太陽光発電システムの価格は妥当か

ただ、価格が相場よりも高くてもその価格に見合うだけのサービスを受けることができるのであれば、少々高い価格は妥当であるとも言うことができます。

では、ヤマダ電機の販売価格は妥当なものなのでしょうか。

ヤマダ電機の家電量販店としての知名度はかなり高いものとなっています。ですから、太陽光発電システムの販売店としては信頼できると言うことができるでしょう。

例えば小さな施工店や新興の太陽光発電販売業者の場合、太陽光発電の保証の基準である10年後にその施工店・業者が存続しているかどうかは不明ですし、実際にそういった新しく太陽光発電を取り扱いだした業者はうまく採算が取れず、数年で会社をたたんでいる場合も多く見られます。

また、売るだけ売ってさっさと店をたたんでしまう悪質業者も存在することも確かです。それに対しヤマダ電機は、たとえ施工をした業者が数年後につぶれてしまっていても、保証や顧客情報はヤマダ電機が管理しており他の施工店にアフターサポートが引き継がれるようになっています。ここが小さな販売施工店と家電量販店としての地位を築いているヤマダ電機との大きな違いです。

ヤマダ電機の太陽光発電の保証

ヤマダ電機では「日照補償・10年」「動産保証(自然災害補償)・10年」「計3回の定期点検(1か月目・5年目・8年目)」という安心点検パックを提供しています。

価格は5kWのシステムの場合で65,000円、10kWのシステムの場合で85,000円となっています。ヤマダ電機の保証で特徴的なのは日照補償です。太陽光発電は天候等によって発電量が変化しますが、日照保証は、その地域の基準値(県庁所在地基準)を下回った場合の金銭を保証するというものです。詳しくはパンフレット等でご確認ください。

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