ご存知の方も多いでしょうが、2011年4月1日、三洋電機はパナソニックの完全子会社になりました。

もともと、三洋電機は 当時の松下電器産業(後のパナソニック)を退職した井植歳男氏が、1947年に創業した会社です。

井植歳男氏は、松下電器産業の創業者の松下幸之助氏の義弟という関係です。いわば三洋電機はパナソニックの親戚筋なのです。しかし、三洋電機には、「大衆のなかから生まれ、大衆に育てられ、大衆とともに発展する」「お客様に愛される三洋電機」という創業者の井植歳男氏の理念があり、「魂のこもった仕事、他の追随を許さぬ優れたもの、世間の役に立つ」という考え方で事業を進め、発展してきました。三洋電機の太陽光発電システムにもその理念は注がれていると感じます。

余談ですが、1992年に日本で初めて、住宅の屋根に太陽光発電システムを設置し、電力会社へ対し売電を行ったのが三洋電機です。

しなしながら、パナソニックの子会社となったことで、現在、三洋電機単独で太陽光発電システムの販売は行っていないようです。

ただ、HIT太陽電池をこの世に送り出した功績を称え、HIT太陽電池を使った太陽光発電システムの特徴について、お伝えしようと思います。

HIT太陽電池

三洋電機は、1975年にアモルファス太陽電池の開発をスタートし、1980年にアモルファス太陽電池の工業化に成功しました。

アモルファスとは「形が定まっていない」という意味で、アモルファスシリコンは結晶をつくらず、不規則な原子配列になっています。

難しい説明は省略しますが、その不規則な配列のおかげで、結晶シリコン(原子配列が規則的)に比べて、光と格子の相互作用が大きく、それだけ光をより多く吸収することができるようになっています。ですので、アモルファスシリコン太陽電池では、薄膜化が可能で1µm以下の膜厚で発電することができるのです。

そのアモルファスシリコンで単結晶シリコンを挟みこむ形の太陽電池、HIT太陽電池の開発を1990年に開始し、その後量産化に成功、発電効率を飛躍的に向上させるあたらしい太陽電池と期待され、1997年に一般に販売を開始しました。

HIT太陽電池は、従来、結晶型シリコンの弱点であった高温下での発電効率の低下という問題を解決し、高い発電効率を誇っています。ちなみに変換効率とは、簡単に言えば太陽光の何%を電気エネルギーに変換できるかという試算値のことをいいます。

HIT太陽電池の高い発電効率

現在日本で市販されている中で最高の変換効率20.1%を誇る東芝の製品には劣りますが、HIT-250α(パナソニック)はモジュール変換効率19.5%と世界最高水準のモジュール変換効率を誇ります。HIT太陽電池モジュールは、小さな屋根でも大きな発電量を稼ぐ事ができ、狭小と言われる日本の住宅事情にもマッチし、まさに“ヒット”商品となっています。

高温下での発電に対する強さ

通常、太陽電池モジュールは屋根の上に設置され、当たり前のことですが太陽からの光を直接受けるため、太陽電池モジュール自体が高温になり、その機器の高温化による発電のロスが夏場で約20%、冬場でも約10%見られます。HIT太陽電池でも同じくその傾向はみられますが、他の太陽電池と比べ温度特性が強く、夏場で約12%、冬場で約6%の減少にとどめることにより、高温化での高い発電性能を発揮しています。

現在、他メーカーと比較して、同面積あたりの発電量が勝っているHIT太陽電池ではありますが、だからと言って高く買いすぎてしまっては本末転倒になってしまいます。“安く”設置して、投資回収を早くすることが、太陽光発電システムを設置する際の大きな命題でもあるので、発電量と投資金額とのバランスを見ることが重要です。

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