これまで何度か太陽電池モジュールの寿命が30~40年であることをお伝えしてきました。

それでは太陽光発電システム自体は一度設置したら、寿命が来るまでいっさいのメンテナンス(維持管理)は必要ないのでしょうか。

いいえ、決してそうではありません。

ご存じの通り、冷蔵庫や洗濯機、掃除機などの機械類は定期的に内部の掃除などのメンテナンスを行うことで、その耐用年数いわゆる寿命を延ばすことができます。

逆に言うと、利用方法やメンテナンスの状況によって寿命を一気に縮めてしまう可能性もあるということです。

太陽光発電のメンテナンスをしないといけない理由

太陽電池モジュールは太陽の光を吸収し、吸収した光エネルギーを電気エネルギーに転換する装置です。

光を転換する太陽電池はガラスなどの透明なカバーで保護されています。

では、そのガラスが汚れで曇っていたり、傷がついて擦りガラスのようになっていたとしたらどうなるのでしょう。

当然のことですが光が通りにくくなります。光が通りにくくなると、太陽電池に光が届きにくくなり、それはすなわち発電の能率(エネルギー転換効率)が悪くなることを意味します。

能率が落ちるとどうなるか、本来得られるはずであった恩恵が得られなくなる、端的に言うと“損”することになります。10,000円の売電収入が得られるはずだったものが、8,000円になってしまう。そういうことです。

太陽光発電システムの中でも太陽電池モジュールは、家の中でもまず行ったり見たりすることがない場所、屋根の上に設置されることもあり、大抵の場合、一度設置したらそのまま何年も屋根の上にホッタラカシになります。

風の強い日に木の枝が折れてぶつかり傷がついてしまうこともあるでしょうし、間違いなくホコリは溜まりますし、鳥の糞もつくでしょう。これらが引き起こすガラスの透過性の低下、つまりガラスの汚れは、ただちに能率の低下(エネルギー転換効率の低下)につながります。そうならないためには定期的に清掃をしなければなりません。

しかし思い出してください。太陽電池モジュールがどこに設置されているのか。

そう、屋根の上なんです。
よほど特殊な形状した家でない限り、一般的な家では普通屋根の上に上ることはできません。

ということは、掃除したいけれどできないということになります。

太陽光発電システム購入時に、太陽電池モジュールの定期的な保守・点検がサービスとして付加されていたら、うれしいかもしれませんね。何といっても素人には屋根の上の作業はまず無理なのですから。

太陽光発電のメンテナンス料金

メーカー名 システムの保障期間 含まれない物 条件・その他
シャープ システム丸ごと10年(有料で15年保証有) モニター・ケーブル・架台・電力センサー・開閉器・ストロングコンバーターも10年(有料15年) 設置後一ヶ月以内に申し込み
京セラ システム全体10年

(有料15年)

モニターは製造元の機器保証(1年or2年)のみ 火事や台風等の被害も保証対象になる場合有
三菱 パネル20年・パワコン等システム部材10年 モニター類は1年保証 20年保証は2012年10月以降の保証書で、対象外パネル(10年保証)も有
パナソニック(サンヨー) システム全体10年

(システム15年・出力20年のモジュールあり)

モニターは1年保証。パワコン収納箱・モニタリングアダプタ・蓄電関連品は対象外 登録施工店による設置工事が前提・自然災害への補償制度も有
ソーラーフロンティア パネル20年・周辺機器10年 モニター2年。ケーブル・架台は対象外 設置後1・5・9年の定期点検を受ける。
サンテックパワー パネル25年、パワコン・接続箱・ケーブル10年(有料15年)、モニター2年 記載なし 総合補償制度(自然災害・屋根漏水補償)有。
カナディアンソーラー パネル25年・システム10年 モニター・昇圧機は対象外 施工認定を取得した施工者により、認定金具で設置された場合のみ

太陽光発電のメンテナンスはやはりプロに任せる

太陽光発電は繊細な瓦であると言っても過言ではありません。

太陽電池モジュールはガラスや陶磁器のようなものです。ガラスにしても、陶磁器にしても普通の使い方で使用する限りでは割れたり、欠けたりすることはないでしょうし、それこそ大切に扱えば一生ものかもしれません。

しかし悲しいことに大抵はふとした不注意で割ってしまいます。

最近の住宅はスレートの屋根が増えてきましたが、昔は屋根には瓦が葺かれていました。瓦にスズメやカラスが止まったからといって割れることは決してないでしょう。

しかし人間、それも大人が乗るとどうなるでしょうか。よほど気を付けて行動しない限り、ずれたり割れたりと瓦が無事で済むとは思えません。太陽電池モジュールも同じです。下手をすれば瓦よりもずっとずっと繊細です。太陽電池モジュールは屋根を覆う繊細な瓦のようなものなのです。

太陽光発電のメンテナンス(掃除)を素人がやると

「最近、発電量がなんとなく少なくなってない?」
ある日“オカアサン”が一家の大黒柱である“オトウサン”に言います。

「確かに少し少なくなっているような気がするね。たぶん太陽電池が汚れてるんじゃないかな。俺が行って掃除してくるよ。」
オトウサンは準備を始めます。

「オトウサンかっこいい!」
子ども達も尊敬の眼差しをオトウサンに向けています。

そして、太陽電池モジュールについた汚れを掃除しようと、颯爽と屋根に上っていったオトウサンでしたが、屋根に乗った拍子にバランスを崩して。。。。

「バリン!」

笑えない話です。

ちなみに、自分自身で出来る方法としては、現状「発電量のチェック」ぐらいです。

中には屋根に上れるよう改築し、自分の目で確認している熱心な方もいらっしゃいますが、周到な準備ナシに屋根に上がるのは危険ですのでお勧めできません。

太陽光発電のメンテナンスは慣れないことをすると余計に高くつく。そんなときに電話一本で飛んできてくれる業者がいれば安心ですね。

太陽電池モジュールの汚れの除去だけでなく、その他のトラブルに対してもレスポンスの良い業者はなかなかいないものです。

逆に言うとレスポンスの良い業者は優良な業者だと言えるでしょう。

そういった優良な業者を探すには一括見積もりを利用するのも一つの手です。見積もりを取って、メンテナンスについての質問をすれば一石二鳥ですが、ここで一括見積もりを取る際に販売店の決め手となるポイントも伝授します。

一括見積もりで販売業者を見極めるポイント

  1. 実績数・施工例を確認
  2. 営業年数を確認
  3. 施工保険加入を確認
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