太陽光発電のデメリットにも紹介しましたが太陽光発電システムの発電量は、設置環境によって異なりそれがデメリットにもなりえます。

詳しくはこの後書くことにしますが、太陽光発電システムは一軒一軒のオーダーメイドになるため、同じ規模の家の屋根に設置したとしても、その家屋の向きや周囲の環境によって、発電量に差が出てきます。

さらに売電収入という観点から、あなたの家に太陽光発電システムを設置した場合に満足いくほどの“もうけ”が出るかどうかどうかは、設置予定の太陽光発電システムでどれくらいの発電量が得られるかをシミュレートしてみないと分かりません。

とはいえ、いきなり実際に業者を呼んでシミュレーションをしてもらうといっても、何をどうシュミレートされるかが分からないのでは困ります。

そこでここでは、シミュレーションの一つの大きな項目となる“日射量”について、少しお話をしてみたいと思います。太陽光発電における日射量をどうとらえるのか、自分でも大まかな目安が持てるようにしておきましょう。

太陽光発電は太陽光の日射量が最も重要な要素

太陽光発電は、太陽の持つ光エネルギーを電気エネルギーに変換するものですから、まず太陽光の日射量が最も重要な要素になります。

太陽光の日射量は、“日照時間”が関係します。“日照時間”とは簡単に言うと、その土地で太陽が出ている(見えている)時間のことです。日照時間が長ければ長いほど、日射量も多くなることになります。

たとえば、夏の北極圏では一日中陽が沈まない、“白夜”という現象が起きると聞いていますから、太陽光発電には最も適した環境と言えるかもしれません。しかし、北極圏では冬になると一日中夜が続くそうですから、年間を通してみるとあまり変わらないと言えるでしょう。

また、日射量は太陽光を受ける面が太陽光に対して垂直(90°)に近くなればなるほど多くなります。言い換えると“太陽高度”が高くなればなるほど日射量が多くなると言うことができます。

太陽高度は、「90°-その土地の緯度」という計算方法で計算されます。例として出したのは春分・秋分の日の計算の仕方で、実際にはもう少し複雑な計算をすることになります。

緯度(緯度は南北それぞれ90°まで。北極圏は北緯90°に近い)の高い北極圏は、赤道(緯度0°)付近に比べて日射量が少なくなりますから、一日中太陽が出ているような現象が起こったとしても、実際にはあまり効率のよくない地域になります。逆に言うと、赤道に近く、年間を通して気温の高い地域は、それだけ太陽からの日射量が多く、効率の良い地域と言えます。

ですから日本国内で考えると、大雑把に言えば、沖縄や九州などは、北海道や東北などに比べて、日射量は多いと言えるでしょう。

ここまでお話しして、日射量に興味を持った方がおられましたら、気象庁の出している年間日照時間のデータを見てみるといいでしょう。

日射量には“日照時間”と“太陽光の受光角度”が関係するとお話してきましたが、太陽光発電システムに関しても、日射量は日照時間だけが関係するのではなく、太陽電池モジュールの設置角度も関係してきます。

気象庁の気象統計情報

気象庁の気象統計情報によると、太平洋側は総じて日射量が多く、北海道から中国地方にかけての日本海側の日射量が少なくなっています。これは日本海側地域の冬季降雨量(雪も降雨量に入る)が多いためなのですが、雪は溶けずに太陽電池モジュールの上に積もるため、晴天の多い太平洋側と比較すると日射量に関して言えばどうしても不利になってしまいます。

ちなみに、日照時間とは太陽が見えている時間のみをさすわけではなく、太陽が雲に隠れていたとしても、太陽電池がぎりぎり発電できるくらいの陽射しの時間も含んでいます。ですから曇天や雨天であっても“明るければ”発電はしますが、快晴時よりもその量はかなり劣る(晴天時を100%とすると、曇天時は約30%、雨天時は約10%)ため、ここで言う日照時間がそのまま発電量と比例するわけではありません。

先にも書いた通り、様々な要因で北海道や東北が、四国や九州よりも日射量が少なくなってしまうのは確かです。ただ、だからといって北海道や東北が太陽光発電に向いていない地域だというわけではありません。実際に北海道にはいくつもメガソーラー施設がつくられていますから、そう簡単に判断できるわけではないのです。

たとえば、理論上、赤道に近くなればなるほど確かに日射量は多くなります。しかし、赤道付近の熱帯や亜熱帯の地域には、“スコール”という激しい雨が降ることからも分かるように、大量の雲が突然発生することも多く、太陽からの光が遮られていることも多いのです。また、同じ九州であっても内陸部の山岳地帯にはよく雲が発生し、雨が多く降るため、沿岸部よりも日射量が少なくなっています。

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