蓄電池とは、電気を必要なときに使うことができるように貯めておく機器のことをいいます。その仕組みは、充電池や自動車のバッテリーと同じです。

現在、この蓄電池と太陽光発電の組み合わせ設置を考える方が多くなってきているようです。それは一体何故なのでしょうか。電気を貯めておいて、いざというときに使えると言った機器自体が持つ利便さはもちろんですが、補助金が使えるということが、蓄電池設置を考える大きな動機となっているようです。

今回は太陽光発電システムに蓄電池を組み込むことが得なのかどうかを検証してみたいと思います。

まずは、蓄電池を設置することのメリット・デメリットについて考えてみましょう。

蓄電池のメリット

災害などの緊急時に電気を使うことができる

太陽光発電システムで発電した電力を蓄電池にためておけば、災害時に停電が起こったときに使用することができます。例えば、蓄電容量7.2kWhの蓄電池がフル充電の状態であれば、照明、冷蔵庫、テレビといった電子機器を12時間連続して使用できます。ちなみにフル充電は3時間程度で完了します

電気代を節約することができる

太陽光発電によって発電された電力の場合は、そのまま当てはまるとは言えませんが、例えば電気代の安い夜間に蓄電池に電気を貯めておいて、それを昼間に使えば電気代を節約することができます。

環境に貢献できる

1日のうちで電力需要のピークが来るのは13時~16時頃となります。この時間帯を避けて電気を使用することをピークシフトといいますが、蓄電池があれば、電力会社から供給される電気を使う時間をずらすことができるため、エネルギーの無駄を減らすことができます。この時間帯を避けると何故エネルギーの無駄を減らすことにつながるのかというと、電力会社は電気の需要に合わせて火力発電や水力発電など調整用の発電施設を動かしたり止めたりします。発電設備は、できるだけ動かしたり止めたりをしないほうが、稼働効率が良くなるので、電力需要のピークを避けて電気を使用することで発電するための無駄なエネルギーを使う必要がなくなるからです。

蓄電池のデメリット

安くない買い物

数十万円/kwhと決して安くない買い物ですので、本当に必要かどうかはしっかりと検討する必要があります。また、必要だとしてもどれくらいの容量が必要となるかもシュミレートする必要があります。

太陽光発電の売電とどっちが得?

蓄電池は、災害時には心強い味方となってくれ、また、現在の電気料金のシステムを上手く使えばかなり節約が期待できる一方で、しっかりと活用しなければ、買い損であるものなのです。

太陽光発電システムに蓄電池は必要か

正直これは難しい問題です。ただ一つ言えることは「蓄電池で儲けようと思わないでください。」ということです。

“得する”と“儲ける”は言葉としては何となく似ているかもしれませんが、意味合いが異なります。ここで言っておきたいのは、蓄電池を導入することで得られるであろう金銭的なメリットと、太陽光発電による余剰電力の売電によるメリットを比較した場合、現状では余剰電力を売電するメリットのほうが大きいということです。

蓄電池を導入する場合、通常は電気料金を深夜帯が割安な料金体系に切り替えます。この深夜帯が割安になる料金体系ですが、当然日中の買電単価が今までより割高になります。具体的に言うと、通常25円程度の買電単価が32円程度まで上がることになります。

ですから蓄電池を導入した場合は、買電価格が高くなる日中はできる限り電気を使わないようにしたいものです。共働きで昼間に誰も家にいない家庭であれば可能かもしれませんが、二世帯や子持ち世帯であれば、そうもいきません。一方で太陽光発電システムを設置していると、雨や曇りの日など、発電量が低い場合は別として、昼間の電力は太陽光発電で賄うことになりますので、高い電気を買う必要が無くなります。

ここまでのお話しでご理解いただけたと思いますが、蓄電池の利用においては、夜間の電気代が安い時に貯めた電気を、昼間の電気代が高い時に使用するため、“得”はしますがプラスアルファを得ること、つまり“儲ける”ことはできません。しかし、太陽光発電では、昼間に発電した余剰電力を買い取ってもらえるため、“儲ける”ことができます。様々な要因が絡んできますが、個人的には現状では余剰電力の買取を選択した方が良いと考えます。

蓄電池の今後

原発問題、夏期の電力不足など日本のエネルギー事情は様々な問題を抱えています。そういったところから国も太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの利用の推進を急いでいます。

また、災害時の電力供給についても重要課題として議論されています。そのため、今後蓄電池の普及は政府主導で継続して行われるでしょう。国も蓄電池の普及を促進させるため太陽光発電システムが補助金を必要としない価格帯にまで下がったのを見計らって、蓄電池の補助金を開始しました。国の取り組みを見ても今後蓄電池の普及は進んでいくと思われ、更に蓄電池を設置することによる付加価値が検討されることも考えられるのではないでしょうか。

そういったことを考えると、補助金のある今が買い時なのかも知れません。

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