太陽光発電は導入しようと思った時に、真っ先に思い浮かぶのは「どのメーカーを選べば良いのか?」という疑問です。

自宅に最も合う、そして目的に最も合うシステムを選択するためには、それぞれのメーカーの特徴を理解しなくてはなりません。そうです。比較検討が必要となるのです。

では「太陽光発電を比較する」とは何をどのように見れば良いのでしょうか・・・

太陽光発電を比較する際にはポイントをおさえることが重要です。以下に「変換効率」「コスト」「発電量」などをランキングでまとめていますので、複数の項目からメーカーを比較して検討していきましょう。

メーカーの選び方によっては得られる効果が大きく異なってくる事もありますので、しっかりおさえておく事が大切です。

※メーカー選びの他に業者選びもとても重要なので以下の記事も是非読んでください。

太陽光発電のメーカーを4つの方法で比較したランキング

1.変換効率で比較する

太陽光発電を設置する事によって、余った電気を電力会社へ売る事ができます。その「売電」制度を最大限に活用するには、発電量が多い事が重要となります。

もちろん、自家発電した分を極力家庭内で使用しないように節電を意識したりすることも大切ですが、そもそも発電量を確保できなければ、当たり前のことですが「売電」による収益は少なくなってしまいます。

ここで重要になるのが太陽電池モジュール(太陽光パネル)の「変換効率」です。太陽光を電気に変換する力がどのくらいあるのかをしっかり比較しましょう。

変換効率が良い太陽光発電メーカーランキング

順位 メーカー 変換効率
1位 東芝(250W) 20.1%
単結晶の為、変換効率は他と比べて高くなります。
18~19%が平均値ですが東芝は更にその上をいく変換効率です。
2位 パナソニック(240W) 18.7%
パナソニック独自の単結晶系ハイブリッドのHITモジュールです。
夏の暑さにも強いので年間を通して安定します。
3位 シャープ(198W) 17.2%
BLACKSOLARのバックコンタクト方式により発電能力up!
同じ単結晶の200Wよりも2.1%も高いです。

2.年間発電量で比較する

1の変換効率の比較で効率が高かったとしましょう。

しかし、実際の発電量はどうでしょうか。

例えば、実発電量が多い特徴をもつメーカーや暑さに強いメーカーなど特徴が様々ありますので、地域によっては発電量を稼げるメーカーが異なる可能性もあります。

メーカーごとの特徴とあわせて、実際の発電量がどのくらいになるのかシミュレーションして比較しましょう。

以下の表はわかりやすく、1kWあたりの発電量で見た時のランキングです。あくまでも参考値としてご参照ください。
(愛知県名古屋市で算出)

1kWあたりの発電量で見た太陽光発電メーカーランキング

順位 メーカー 年間発電量(1kwあたり)
1位 東芝(250W) 1,276.5kw/
パナソニックと比較しても発電量に差が出ています。
さすが世界NO.1クラスの変換効率です。
2位 ソーラーフロンティア(170W) 1,260.5kw/h
実発電量が多い太陽電池のCISを使用。
変換効率は13.8%ですがパナソニックよりも発電します。
3位 パナソニック(240W) 1,256.8kw/h
東芝との変換効率の差は出てしまいますが、ソーラーフロンティアに近い発電量になります。

3.価格で比較する

太陽光発電を比較する上で特に気になるのが、「価格」ではないでしょうか。価格と実効のバランスを見て、ご自宅の設置条件にあわせて選ぶ事をおすすめします。

導入時の価格はkW単価で表示されますが、以前に比べてかなり安くなっており、平均30~40万円での導入が可能になっています。ご自宅にあったメーカーの価格をしっかり比較して検討しましょう。

価格が安い太陽光発電メーカーランキング

順位 メーカー 価格(1kwあたり)
1位 カナディアンソーラー(215W) 27.6万円
低コストで導入が可能な品質・保証面でも充実したメーカーです。
モジュール以外は国内製というのも魅力です。
2位 東芝(200W) 28.2万円
単結晶BLACKSOLARでこの価格です。
東芝のパワフル保証もありおすすめです。
3位 ソーラーフロンティア(170W) 28.3万円
国内メーカーで保証も充実しています。
発電量も確保できるので一石二鳥のメーカーです。

4.保証内容で比較する

太陽光発電は長い年月使用するものですので、「保証内容の充実」は重要です。メーカーによって範囲や期間が異なりますので、しっかり比較しましょう。

保証には、機器保証、出力保証、自然災害保証があります。施工基準にのっとっているかで保証が下りない仕組みにもなっていますので、設置前の確認は怠らないように注意しましょう。

太陽光発電メーカー別特徴の比較

メーカーごとに「発電量」と「コスト」で比較した時に、どのような位置づけになるのかを簡単に見てみましょう。

国内外主要メーカーがありますが、発電量重視の方向け、コスト重視の方向けでそれぞれ選ぶべきメーカーが異なってくる事がわかります。メーカーごとの特徴を比較して適切なメーカーを選びましょう。

東芝

公称最大出力 変換効率 太陽電池の種類 発電量 コスト
250W 20.1% 単結晶
200W 15.4% 単結晶

世界NO.1の変換効率を誇る東芝の太陽光発電。

他メーカーと比較すると、250Wの最大モジュールの変換効率は20.1%と世界一です。

これは「バックコンタクト方式」という朝や夕方のわずかな光でも沢山のエネルギーを生み出すことができる東芝の技術によるものです。

また、限られた日本の屋根スペースへの設置も十分可能で、高い発電力があるからこそ実現できる省スペース設計&パワフル発電が可能になっています。

東芝の太陽光発電への取り組みは、2010年4月からであり、最近参入したメーカーなのです。東芝のパネルは米サンパワーのOEMとなっており、高い変換効率のモジュールの開発や2013年2月からスタートしている、「パワフル保証」など、太陽光発電システムの普及に大きく貢献しています。
※PID耐性の認証取得

おすすめポイント
  • 発電量を重視している方におすすめ
  • 高級感があるモジュールでスタイリッシュ

ソーラーフロンティア

公称最大出力 変換効率 太陽電池の種類 発電量 コスト
170W 13.8% CIS

CIS太陽電池を使用し、実発電量を重視したモジュールで、国内メーカーですが、比較的低コストでの導入が可能です。更に、影にも強いパネルとして人気があります。
さらに、出力保証20年と他国内メーカーと比較すると10年長い保証体制となっています。

ソーラーフロンティアの太陽光発電への取り組みは、昭和シェルグループ時代から始まります。
2010~2011年には太陽光発電モジュール出荷量世界NO.1の実績もあり、CMでもよく目にするメーカーです。

おすすめポイント
  • 影に強い為、安定した発電量が期待
  • 従来の結晶シリコン系よりもトータル発電量が約8%もアップ

パナソニック

公称最大出力 変換効率 太陽電池の種類 発電量 コスト
240W 18.7% HIT

単結晶系ハイブリッドモジュールHITは暑さに弱いと言われているモジュールのデメリットを解消し、夏の暑さにも負けずに発電量をキープできます。東芝と比較してもかなり高い変換効率です。

太陽光パネルの枚数を減らしても十分に発電量が確保でき、屋根への負担を減らす軽量化にも成功しています。

パナソニックの太陽光発電への取り組みは1975年に研究開発を開始し、1980年には世界に先駆けてアモルファス太陽電池の実用化に成功したところから始まります。

世界での実績も多数あり、国際的な賞も受賞しているパナソニックのブランド力は安心につながります。
※PID耐性の認証取得

おすすめポイント
  • 年間を通して発電量を確保
  • 屋根への負担を軽減して設置が可能

京セラ

公称最大出力 変換効率 太陽電池の種類 発電量 コスト
200W 14.4% 多結晶

住宅用太陽光発電システムを日本で初めて販売したメーカーです。長期信頼性を重視した京セラの技術は世界でも認められており、業界で初めて「長期連続試験認証」を獲得しています。太陽光発電を比較する上で重要なポイントのひとつではないでしょうか。

異なるサイズのモジュールを組合せる事が可能なため、複雑な屋根形状でもスペースを有効活用し隙間なく設置が可能です。

さらに特徴的なのは、自然災害保証も通常の10年保証とあわせて対応している点が他メーカーとの比較すべきポイントです。

京セラの太陽光発電への取り組みは、1957年に太陽電池の研究開発を開始しました。その後、学校などの公共施設への設置シェアを伸ばしながら、トヨタの新型プリウスに供給するなど多様な設置実績があります。
※PID耐性の認証取得

おすすめポイント
  • 複雑な屋根でも美しくレイアウトが可能
  • 長期信頼性と安心感が高い多結晶モジュール

シャープ

公称最大出力 変換効率 太陽電池の種類 発電量 コスト
198W 17.2% 単結晶 中~低 中~低
200W 15.1% 単結晶 中~低 中~低

太陽光発電における歴史がもっとも長いのはこのシャープです。50年以上の歴史があり、独自の厳しい品質試験を実施しています。特徴的なのは、接続箱や昇圧器の機能がパワーコンディショナに組み込まれていることで、発電した電気を他メーカーと比較しても非常に効率よく変換する事が可能になっているのです。

サイズの異なる太陽電池モジュールを組み合わせ、屋根の大きさに合わせて効率よく設置できるルーフィット設計にも対応しています。

また、「15年保証」によって、長く安心して使用していただける制度も整っています。

シャープの太陽光発電への取り組みは、1959年からで1966年に長崎の尾上島に灯台用太陽電池を設置し、それは今も稼働しています。2000年には太陽電池生産量が世界一になり、シャープの太陽光発電はハウスメーカーでも多数採用されている実績があります。
※PID耐性の認証取得

おすすめポイント
  • 屋根面を有効活用できるルーフィット設計
  • 様々な自然環境に適用できる高品質モジュール

カナディアンソーラー

公称最大出力 変換効率 太陽電池の種類 発電量 コスト
215W 18.7% 単結晶
200W 15.65% 単結晶

カナディアンソーラーは費用対効果の高いメーカーとして人気です。カナダの積雪に耐えうる強度を実現。精緻な設計と高い品質基準で、最高の品質基準をクリアしています。

出力保証は25年と業界最長で、比較ポイントである「保証」については十分安心できるところではないでしょうか。

カナディアンソーラーの太陽光発電への取り組みは、2001年からで2009年日本にカナディアンソーラージャパンを設立し、国内販売を開始しました。世界最大のメガソーラー連系にも成功。2012年には累計20,000棟もの設置を達成しています。
※PID耐性の認証取得

おすすめポイント
  • 強度に優れた独自モジュール
  • 出力は業界最長25年

長州産業

公称最大出力 変換効率 太陽電池の種類 発電量 コスト
236W 16.0% 単結晶
240W 18.7% HIT
260W 15.9% 単結晶

パナソニックのOEMとしてHITモジュールを使用しています。長州産業独自のモジュールとしては世界最高レベルの発電量を誇る260Wも扱っています。

雨漏れに対してもメーカーが保証しており、設置後の心配がありません。
国内初、同一敷地内で製造を行える体制を整えており、品質管理は万全です。
低コストで高品質の太陽電池モジュールの生産を実現した事に関しては、比較優位性がある部分だと思われます。

長州産業の太陽光発電への取り組みは、もともと太陽熱温水器の製造販売をしており、1998年から太陽光発電の販売を開始しています。

おすすめポイント
  • HITモジュールを低コストで導入可能
  • 雨漏れに対しての不安を解消

ダイキン

京セラのエコノルーツとSAMURAIシリーズをOEMで販売しています。ダイキンでは「スカイソーラー」というブランド名で販売しています。様々な屋根形状にも対応しスタイリッシュな仕上がりになります。
特筆すべき比較ポイントは、工事補償が10年ついており、施工によって生じた不具合もメーカーが補償している事です。これは他メーカーと比べても安心です。

ダイキンの太陽光発電への取り組みは、1998年からになります。住宅関連機器メーカーとして有名なメーカーですので、保証体制やアフターサービスなども充実しています

おすすめポイント
  • メーカーによる手厚い保証体制
  • 複雑な屋根にも対応可能

サンテックパワー

公称最大出力 変換効率 太陽電池の種類 発電量 コスト
250W 15.4% 単結晶 中~低

国内初の25年出力保証があり、最長の保証体制となっています。単結晶モジュールを使用しており、発電量をしっかり確保できるとともに、太陽光発電の購入を考える際、比較的リーズナブルな価格での導入が可能です。
生産量・出荷量ともに世界NO.1になるなど実績もあります。

サンテックの太陽光発電への取り組みは、1981年前身となる(株)MSKから始まります。2005年には中国企業で初めてニューヨーク証券取引所に上場し、その後日本での太陽光発電モジュール販売事業を開始していきます。
味の素スタジアムやサンフランシスコ空港の屋根などへの設置実績があります。
※PID耐性の認証取得

おすすめポイント
  • 長期信頼性と安心感が高い多結晶モジュール
  • 長期信頼性と安心感が高い多結晶モジュール
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